" ユニバーサル・カーブのくずれを指摘した長谷川寿一と長谷川眞理子は、その主因である中高年男性の殺人率が顕著には下がらなかった原因を次のように分析する。
彼等は戦後進んだ急激な高学歴化社会に取り残された世代である。
ほとんど人が義務教育で教育を終えていた世代と、9割が高校へ進学する世代のはざまで、戦後の進行する学歴インフレによって減価され、経済成長の恩恵を平等に受け取ることのなかった世代集団で、殺人率の低下がはかばかしくないのでは、というのである。"
彼等は戦後進んだ急激な高学歴化社会に取り残された世代である。
ほとんど人が義務教育で教育を終えていた世代と、9割が高校へ進学する世代のはざまで、戦後の進行する学歴インフレによって減価され、経済成長の恩恵を平等に受け取ることのなかった世代集団で、殺人率の低下がはかばかしくないのでは、というのである。"
— この国はオヤジが最も人を殺す/松沢哲朗・長谷川寿一『心の進化』 読書猿Classic: between / beyond readers